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ファロスの日本史

『デューン 砂の惑星 グラフィックノベル1 デューン』

原作:フランク・ハーバート
グラフィックノベル原作:ブライアン・ハーバート、ケヴィン・J・アンダースン
作画:ラウール・アレン、パトリシア・マルティン
訳:細美遥子
刊行日:2023/12/23
B5判変形(左右170mm×天地240mm)並製
176ページ。本文カラー刷。
ISBN 978-4-910900-03-2 C0079
2150円(税込2365円)

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SF小説の最高傑作『デューン 砂の惑星』
初の公式グラフィックノベル。

大森 望氏、絶賛!!
「息を呑むアートワーク、ツボを押さえた
ストーリーテリング。原作ガチ勢にも
未読勢にも推薦できる、
理想的なグラフィックノベルだ」

◎『スター・ウォーズ』『風の谷のナウシカ』等の名作に多大な影響を与えたとされるSF小説の金字塔を、原作権利者の総監修により、原作に忠実にグラフィックノベル化。
◎衣装・建造物等の造形も、できる限り原作小説と原作者が残した資料に忠実に再現。原作ファン必携。原作未読の方には、奥深いデューンの世界への、公式の入口としておすすめです。
◎原作の名場面はどうビジュアル化されたか? 映画版とどう違うか? 色々な楽しみ方ができる公式グラフィックノベルです。本書は全3巻のうちの第1巻です。

<ストーリー>
はるか未来……過剰に進化した思考機械が社会を支配し、人類を従属させていた。
人類は反乱を起こして勝利。その後、思考機械を禁止し、代わりに、特殊能力を習得するよう育成された人間が、思考機械の代替をもする社会を築いてゆく。
思考機械との戦争から1万年以上が経過。人類は様々な惑星に移住し宇宙帝国を築いている。各惑星は領家(りょうけ)と呼ばれる貴族によって統治されており、本書で描かれる時代には、領家の頂点には皇帝シャッダム4世(在位10156年〜)が君臨している……。

主人公は、惑星カラダンを統治するアトレイデス公爵家の世継ぎ、ポール・アトレイデス。アトレイデス家は皇帝シャッダム4世の命により、惑星カラダンから、砂漠の惑星アラキス──通称デューン──に移封(いほう)されることになる。

惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料“メランジ”の、宇宙で唯一の産地である。それゆえアラキスを統治する者は、莫大な富と名誉を得る。しかしこの移封、実はアトレイデス家の宿敵ハルコンネン家の男爵が仕組んだ罠だった。

移封が罠であると、ポールもポールの父、レト・アトレイデス公爵も気づいてはいる。しかし皇帝の命である以上、従わねばならない。アトレイデス家と配下の人々は、水多き星カラダンを離れ、砂漠の惑星アラキスへと向かう。
そしてアラキスに到着した後、この砂漠の惑星において、物語はめくるめく展開を見せてゆく……。

<原作>
フランク・ハーバート(Frank Herbert)
アメリカのSF作家(1920〜1986年)。『デューン 砂の惑星』とその続編5巻の著者。『デューン 砂の惑星』は世界中の40を超える言語で出版され、何百万部も売り上げ、2本の映画とテレビのミニシリーズ1本が制作された。大学は卒業しなかったが、ハーバートはSF著作で有名になった。『デューン 砂の惑星』はSF小説の中でオールタイム・ベストと称される作品であり、このシリーズはその後のSF作品全ての原型であると広く考えられている。

<グラフィックノベル原作>
ブライアン・ハーバート(Brian Herbert)
フランク・ハーバートの息子で、父親の感動的な伝記『Dreamer of Dune』の著者。ケヴィン・J・アンダースンとの共著で、父親が1965年に著したSF小説の金字塔的作品の続編を何作も出版し、そのどれもが「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー・リストに載った。また、『Timeweb』、『The Little Green Book of Chairman Rahma』、『Ocean』の著者でもある。

ケヴィン・J・アンダースン(Kevin J. Anderson)
50作を越えるベストセラーSF小説の著者。『スター・ウォーズ』、『スタークラフト』、『Xファイル』シリーズのスピンオフ小説を書き、ブライアン・ハーバートとの共著で『デューン砂の惑星』の前日譚(たん)編も出している。オリジナル作品として、「Wake the Dragon」3 部作や「The Saga of Seven Suns」シリーズ、伝説的バンド〈ラッシュ〉のドラマー、ニール・パートとの共作「The Clockwork Angels」3部作などがある。現在はコロラド州モニュメントの近くで妻と暮らしている。

<作画>
ラウール・アレン(Raul Allen)
スペイン、バジャドリ在住のアーティスト、ディレクター。マーヴェル・コミックス、ヴァリアント、DCコミックスで、マット・フラクション、ジェフ・レミア、マット・キント、ピーター・ミリガンといった作家陣と共に働いた経験を持つ。イラストレーターとしては、クエンティン・タランティーノと仕事を共にしたことがある。「プレイボーイ」、「ローリング・ストーン」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」で仕事をしている。

パトリシア・マルティン(Patricia Martin)
レタラー(レタリング担当者)、コミックス・アーティスト、イラストレーター。出版社ファンタグラフィックスが主催するコミックの賞、ハーヴェイ賞に何度もノミネートされている。ここ4年間は、スティーヴ・オーランドと共に『ワンダーウーマン』、ジェフ・レミアと共に『ブラッドショット・リボーン』。マット・キントと共に『ニンジャク』、アーティストのラウール・アレンと脚本家のエリック・ハイセラーと共に『シークレット・ウェポンズ』を手掛けている。スペイン在住。

<カバーイラストレーション>
ビル・シンケビッチ(Bill Sienkiewicz)
アイズナー漫画業界賞を受賞し、エミー賞にノミネートされたこともあるアーティスト。1980年以降のコミック及びグラフィックノベル・イラストレーションのスタイルを刷新したことで知られ、マーヴェル・コミックス、DCコミックスでもっとも著名なアーティスト。1984年にデヴィッド・リンチ監督に選ばれ、彼の『デューン 砂の惑星』の映画のコミック版を描いた。

<翻訳>
細美遥子(ほそみ・ようこ)
英米文学翻訳家。高知大学人文学部文学科卒業。訳書に、マーセデス・ラッキー『魔法の使徒』『魔法の誓約』『魔法の代償』、ベッキー・チェンバーズ『銀河核へ』(以上、東京創元社)、ケン・リュウ『母の記憶に』(幹遙子名義、共訳、早川書房)、アンナ・カヴァン『われはラザロ』(文遊社)など多数。

原著:
Frank Herbert’s DUNE: The Graphic Novel, Book1: DUNE, 2020

 

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