SF史上に輝く最高傑作の一つを、
原作小説に忠実にコミック化。
原作権利者の総監修による、
公式コミカライズ版、第2巻。
大森 望氏、絶賛!!
「息を呑むアートワーク、
ツボを押さえたストーリーテリング。
原作ガチ勢にも未読勢にも推薦できる、
理想的なグラフィックノベルだ」
◎『風の谷のナウシカ』『スター・ウォーズ』等の名作に多大な影響を与えた傑作エンターテイメントSFのコミック版。
◎原作権利者と熟練の作画者のコラボレーションにより、映画版とは異なる、より原作に忠実な、めくるめくビジュアルとストーリーが展開!
◎衣装・建造物等の造形も、できる限り原作小説と原作者が残した資料に忠実に再現。
◎原作未読の方には、デューンの世界への、公式の入口としておすすめです。
◎本書は全3巻のうちの第2巻です。
<ストーリー>
はるか未来……過剰に進化した思考機械が社会を支配し、人類を従属させていた。
人類は反乱を起こして勝利。その後、思考機械を禁止し、代わりに、特殊能力を習得するよう育成された人間が、思考機械の代替をもする社会を築いてゆく。
思考機械との戦争から1万年以上が経過。人類は様々な惑星に移住し宇宙帝国を築いている。各惑星は領家(りょうけ)と呼ばれる貴族によって統治されており、本書で描かれる時代には、領家の頂点には皇帝シャッダム4世(在位10156年〜)が君臨している……。
第2巻では、主人公ポール・アトレイデスとその母レディ・ジェシカが、アラキスの砂漠のただなかに放り出されてしまう。重臣に裏切られ、最大の敵ハルコンネン家によってアトレイデス家が滅ぼされ、ポールとジェシカは謎の民フレメンを見つけるか死ぬか、という状況に追いこまれる。2人はこの惑星の厳重に守られた秘密を解明し、それぞれが自らの運命を――そして人生そのものを――永遠に変えることになる選択に直面する……。
<原作>
フランク・ハーバート(Frank Herbert)
アメリカのSF作家(1920〜1986年)。『デューン 砂の惑星』とその続編5巻の著者。『デューン 砂の惑星』は世界中の40を超える言語で出版され、何百万部も売り上げ、2本の映画とテレビのミニシリーズ1本が制作された。大学は卒業しなかったが、ハーバートはSF著作で有名になった。『デューン 砂の惑星』はSF小説の中でオールタイム・ベストと称される作品であり、このシリーズはその後のSF作品全ての原型であると広く考えられている。
<グラフィックノベル原作>
ブライアン・ハーバート(Brian Herbert)
フランク・ハーバートの息子で、父親の感動的な伝記『Dreamer of Dune』の著者。ケヴィン・J・アンダースンとの共著で、父親が1965年に著したSF小説の金字塔的作品の続編を何作も出版し、そのどれもが「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー・リストに載った。また、『Timeweb』、『The Little Green Book of Chairman Rahma』、『Ocean』の著者でもある。
ケヴィン・J・アンダースン(Kevin J. Anderson)
50作を越えるベストセラーSF小説の著者。『スター・ウォーズ』、『スタークラフト』、『Xファイル』シリーズのスピンオフ小説を書き、ブライアン・ハーバートとの共著で『デューン砂の惑星』の前日譚(たん)編も出している。オリジナル作品として、「Wake the Dragon」3 部作や「The Saga of Seven Suns」シリーズ、伝説的バンド〈ラッシュ〉のドラマー、ニール・パートとの共作「The Clockwork Angels」3部作などがある。現在はコロラド州モニュメントの近くで妻と暮らしている。
<作画>
ラウール・アレン(Raul Allen)
スペイン、バジャドリ在住のアーティスト、ディレクター。マーヴェル・コミックス、ヴァリアント、DCコミックスで、マット・フラクション、ジェフ・レミア、マット・キント、ピーター・ミリガンといった作家陣と共に働いた経験を持つ。イラストレーターとしては、クエンティン・タランティーノと仕事を共にしたことがある。「プレイボーイ」、「ローリング・ストーン」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」で仕事をしている。
パトリシア・マルティン(Patricia Martin)
レタラー(レタリング担当者)、コミックス・アーティスト、イラストレーター。出版社ファンタグラフィックスが主催するコミックの賞、ハーヴェイ賞に何度もノミネートされている。ここ4年間は、スティーヴ・オーランドと共に『ワンダーウーマン』、ジェフ・レミアと共に『ブラッドショット・リボーン』。マット・キントと共に『ニンジャク』、アーティストのラウール・アレンと脚本家のエリック・ハイセラーと共に『シークレット・ウェポンズ』を手掛けている。スペイン在住。
<カバーイラストレーション>
ビル・シンケビッチ(Bill Sienkiewicz)
アイズナー漫画業界賞を受賞し、エミー賞にノミネートされたこともあるアーティスト。1980年以降のコミック及びグラフィックノベル・イラストレーションのスタイルを刷新したことで知られ、マーヴェル・コミックス、DCコミックスでもっとも著名なアーティスト。1984年にデヴィッド・リンチ監督に選ばれ、彼の『デューン 砂の惑星』の映画のコミック版を描いた。
<翻訳>
細美遥子(ほそみ・ようこ)
英米文学翻訳家。高知大学人文学部文学科卒業。訳書に、マーセデス・ラッキー『魔法の使徒』『魔法の誓約』『魔法の代償』、ベッキー・チェンバーズ『銀河核へ』(以上、東京創元社)、ケン・リュウ『母の記憶に』(幹遙子名義、共訳、早川書房)、アンナ・カヴァン『われはラザロ』(文遊社)など多数。
原著:
Frank Herbert's DUNE: The Graphic Novel, Book2: MUAD'DIB, 2022
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