概要
米国で大人気の天文学者が、よくある誤解(=イケナイ宇宙学)を題材に、正しい知識を楽しく伝授。
空はなぜ青い?
ハリウッド映画の中の宇宙旅行はどこまで本当?
アポロは月に行っていない?
ハッブル望遠鏡が星の写真を撮っている?
子供に訊かれそうな、素朴だけれど正解がわかりにくい疑問にお答えします。
世界天文年2009・日本委員会公認書籍。
著者略歴
フィリップ・プレイト (Philip Plait)
天文学者。アメリカ・ワシントンDC育ち。1994年、ヴァージニア大学で天文学の博士号を取得。その後、主にハッブル宇宙望遠鏡などの観測機器サポートなどの仕事に従事。2000年から2007年にかけて、アメリカ・カリフォルニア州にあるソノマ州立大学にてガンマ線宇宙望遠鏡の広報活動に従事。2007年以降は、執筆活動を本業として活動。2008年にジェームス・ランディ教育財団の理事に就任し、科学にかんする教育普及と疑似科学に対する反論を行なっている。
著書に、『宇宙(そら)から恐怖がやってくる!』(NHK出版)など。
原著
Bad Astronomy: Misconceptions and Misuses Revealed, from Astrology to the Moon Landing "Hoax", Wiley, 2002
訳者略歴
江藤巌(えとう・いわお)
宇宙開発評論家。宇宙作家クラブ会員。と学会会員。
雑誌『航空ジャーナル』(現在は休刊)でデビューし、 新聞・雑誌等に宇宙関係の記事やコラムを執筆。『エアワールド』誌に、宇宙時評「スペース・ウォッチング」を10年以上にわたって連載中。
著書に、『宇宙飛行の図解』(学習研究社)など。
熊谷玲美(くまがい・れみ)
翻訳者・ライター。1975年北海道生まれ。北海道大学理学部地球物理学科卒業。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。大学院在学中にノルウェーでオーロラ観測に参加。独立行政法人勤務を経て、2007年よりフリーランス翻訳者として独立。ビジネス翻訳のほか、宇宙開発、地球科学分野の翻訳や、科学・技術関連記事の翻訳・ライティングなども手がける。
斉藤隆央(さいとう・たかお)
翻訳者。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は科学書を中心に翻訳に携わる。
訳書に、『サイエンス・インポッシブル』『パラレルワールド』(NHK出版)、『ガリレオの指』『タングステンおじさん』(早川書房)、『ミトコンドリアが進化を決めた』(みすず書房)、『生命 最初の30億年』(紀伊國屋書店)、『暗号化』(紀伊國屋書店)など。
寺薗淳也(てらぞの・じゅんや)
1967年東京都生まれ。名古屋大学理学部卒、東京大学大学院理学系研究科(博士課程中退)。(財)日本宇宙フォーラム、宇宙航空研究開発機構などを経て、現在会津大学情報センター助教。理学修士。専門は惑星科学、情報科学。月・惑星探査の情報サイト「月探査情報ステーション」の編集長を務め、宇宙科学・宇宙開発の普及、啓発活動をライフワークとする。
著書に、『最新・月の科学』(NHK出版)
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