目次
本書に寄せられた推薦の言葉・書評 10
プロローグ生命の液体 13
第1部 メソポタミアとエジプトのビール 19
第1章 石器時代の醸造物
先史時代の名残 20
ビールの発見 22
神々からの贈り物 28
ビールと農耕、近代化への種 31
第2章 文明化されたビール
都市革命と食べられるお金 36
ビールを食べ、人間になる=@38
書き物の起源 42
ピラミッド建設の賃金 47
皆で分け合う飲み物 51
第2部 ギリシアとローマのワイン 53
第3章 ワインの喜び
世にも盛大な祝宴 54
山間部の絶品ビール=@58
ワインは心を写す鏡 62
ワインを水で割り、善悪を混ぜる 68
ワインを飲むことの哲学 75
文化の詰まったアンフォラ型容器 80
第4章 帝国のブドウの木
ギリシアとローマの価値観をつなぐ 82
すべてのブドウの木はローマに通ず 84
富と地位とワインの格づけ 88
薬としてのワイン 95
なぜキリスト教徒はワインを飲み、イスラム教徒は飲まないのか? 97
ワインが伝えるギリシア・ローマの栄光 103
第
3部 植民地時代の蒸留酒 105
第5章 蒸留酒と公海
錬金術師の実験室 106
燃える水の奇跡 110
蒸留酒、砂糖、奴隷 114
キル・デビル(悪魔殺し)から、世界的飲み物へ 119
第6章 アメリカを建国した飲み物
入植者のお気に入りの飲み物 126
アメリカ独立を促した香り 132
ウィスキー反乱 136
先住民を支配した強い酒 143
第4部 理性の時代のコーヒー 147
第7章 覚醒をもたらす、素晴らしき飲み物
カップによる啓蒙 148
裁判にかけられたコーヒー 152
清教徒、策謀家、資本主義者のお気に入り 157
切り枝から、コーヒーの帝国へ 162
第8章 コーヒーハウス・インターネット
コーヒーが動力の情報ネットワーク 169
コーヒーハウスで沸き上がった科学と金融の革命 175
カフェから起きたフランス革命 183
理性の飲み物 189
第5部 茶と大英帝国 191
第9章 茶の帝国
世界を征服した飲み物 192
茶文化の起源 194
茶、ヨーロッパに伝わる 201
紅茶への愛と権力 204
第10章 茶の力
機械は水蒸気を、人間は茶を 216
ティーポットが作る政策 221
アヘンと茶 225
アッサム茶と投機ブーム 231
第6部 コカ・コーラとアメリカの台頭 241
第11章 ソーダからコーラへ
グローバル化と足並みを揃えて 242
ソーダ水の登場とアメリカの精神 244
コカ・コーラ誕生の神話 252
万人のカフェインへ 260
アメリカのエッセンスの極み 266
第12章 瓶によるグローバル化
世界中に派遣されたコカ・コーラ大佐 270
冷戦とコーラ戦争 276
アラブ市場への進出とボイコット運動 281
二○世紀を象徴する飲み物 284
エピローグ原点回帰 287
謝辞 296
付録・古代の飲み物を探して 298
参考文献 315
註 319
索引 331
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