米中を代表する論客が
公開ディベートの場で大激論!
世界的に知られる公開討論イベント
「ムンク・ディベート」での舌戦の模様を収録。
生の議論を通じて、問題の核心がわかる。
さらに巻末に、30 ページ超の長文解説を収載。
<著者紹介>
◎討論者
H・R・マクマスター(ハーバート・レイモンド・マクマスター)
H.R. McMaster Raymond(Herbert McMaster)
元・国家安全保障問題担当アメリカ大統領補佐官(2017年2月〜18年4月。トランプ政権)。
その後、ハドソン研究所の日本部長。
フーバー戦争・革命・平和研究所のシニア・フェローでもある。
軍事史の博士号をもち、「タイム」誌の「世界で最も影響力をもつ人々」の一人に選ばれた。
ベストセラーとなった『職務怠慢──リンドン・ジョンソン、ロバート・マクナマラ、統合参謀本部、そしてベトナム戦争を引き起こした嘘』(未訳)(Dereliction of Duty: Lyndon Johnson, Robert McNamara, the Joint Chiefs of Staff and the Lies That Led to Vietnam)の著者。
1962年生まれ。
マイケル・ピルズベリー Michael Pillsbury
ワシントンDCのハドソン研究所中国戦略センター所長。
中国に関する権威として知られ、
中国との関係に関するアメリカ政府の重要なアドバイザーでもある。
コロンビア大学で博士号を取得、
国連やランド研究所でも重要な役職を務めた。
『China2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」』
(日経BP社)の著者。
1945年生まれ。
キショール・マブバニ Kishore Mahbubani
国立シンガポール大学上級顧問兼公共政策教授。
知識人・論客として、世界的に名を知られている。
シンガポールの外交官として、カンボジア、マレーシア、
アメリカ合衆国、国際連合に駐在。
国連安全保障理事会議長を務めた。
著書に、『「アジア半球」が世界を動かす』北沢格 訳、緒方貞子 解説(日経BP)、
『西洋は終わったのか?』(Has the West Lost It?)(未訳)など。
1948年生まれ。
王輝耀(ワン・フイヤオ) Huiyao Wang
中国の主要な独立シンクタンクの一つである
「中国とグローバル化シンクタンク」の創設者で会長。
ウェスタン大学とマンチェスター大学で学び、
国際ビジネス経営学の博士号を取得。
ハーバード大学ケネディー公共政策大学院とカナダの
アジア太平洋財団のシニア・フェローだった。
多くの著編書があり、「中国新聞週刊」誌による
「2018年最も影響力のある人々」の一人に選ばれた。
1958年生まれ。
◎司会および原著編集者
ラッドヤード・グリフィス Rudyard Griffiths
ムンク・ディベートの司会者であり、オーリア慈善財団のプレジデント。
2006年には、「グローブ・アンド・メール」紙によって、
カナダの「40歳未満のトップ40」の一人に選ばれた。
歴史、政治、国際問題についての13冊の本を編集し、
そのうち、『私たちは何者なのか──市民のマニフェスト』(Who We Are: A Citizen’s Manifesto)(未訳)は
「グローブ・アンド・メール」紙の「2009年ベスト・ブック」に選ばれ、
政治関係の著作を対象とするショーネシー・コーエン賞の最終候補にもなった。
妻と二人の子とともに、トロントに住んでいる。
1970年生まれ。
<訳者紹介>
舩山むつみ(ふなやま・むつみ)
翻訳家。
東北大学文学部(フランス文学専攻)、慶應義塾大学法学部(政治学科)卒業。
日経国際ニュースセンター、在日本スイス大使館科学技術部、
「ニューズウィーク日本版」翻訳者などを経て、現職。
訳書に『7つの階級──英国階級調査報告』(東洋経済新報社)、
『25年目の「ただいま」』(静山社)、
『背教のファラオ──アクエンアテンの秘宝』(河出書房新社)など。
全国通訳案内士(英語、中国語、フランス語)
<解説者紹介>
佐橋 亮(さはし・りょう)
東京大学東洋文化研究所 准教授。国際政治学者。
専門は米中関係、アメリカと東アジア、アジア太平洋の安全保障秩序と制度。
著書に『共存の模索:アメリカと「2つの中国」の冷戦史』(勁草書房)、
編著に『冷戦後の東アジア秩序:秩序形成をめぐる各国の構想』(勁草書房)。
訳書にアーロン・フリードバーグ『支配への競争:米中対立の構図とアジアの将来』(日本評論社)。
論文は日本語、英語、中国語にて多数。
日本台湾学会賞などを受賞。1978年、東京生まれ。
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